MBA受験体験記 T.O (Full-Time MBA 2014)

直近4年間の仕事は情報通信系企業、R&D部門でのアプリケーション開発者で一見MBAとは関係なさそうですが、特にウェブサービス開発は「スピードが命!」という感じで,いかに的確に舵取りが素早くできるか、ということが重要でした。「事業開発と技術の両刀使い」になりたい、なるだけの価値が十分あるはずだ、というのが大まかなコンテキストです。

MBA受験体験記 T.O (Full-Time MBA 2014)

【ハンドルネーム】 T.O
【進学先】 HKUST Business School (Hong Kong)
【他の合格校】 なし
【途中辞退】 Nanyang Business School (Singapore)
【WL】 なし
【不合格校】 なし
【年齢・性別】 30歳・男性
【職歴】営業2年、開発4年 (東京)
【私費/派遣】 派遣

なぜ今MBA:開発者からMBAで両刀使いに

直近4年間の仕事は情報通信系企業、R&D部門でのアプリケーション開発者で一見MBAとは関係なさそうですが、R&Dと言っても「D」の要素が強く、いわゆる新サービス開発、新規事業開発をやっていました。特にウェブサービス開発は「スピードが命!」という感じで,いかに的確に舵取りが素早くできるか、ということが重要でした。自分は開発者でしたが、「事業開発と技術の両刀使い」になりたい、なるだけの価値が十分あるはずだ、というのが大まかなコンテキストです。

スケジュール:HKUSTとNANYANG MBAを出願

  • 2011/04: 社費留学応募に応募、候補者に選ばれる
  • ※ここから延々とTOEFL/GMATの勉強が10月くらいまで続く(涙
  • 2011/08: GMAT1回目、撃沈だったが結局このスコアを使うことに
  • ※このあと2回受けたもののスコアが上回らなかった
  • 2011/09: THE MBA FAIRでHKUSTのアドミッションと会う
  • 2011/10: やっとTOEFLが3桁になる
  • 2011/11: QS WORLD MBA TOURでNANYANGのアドミッションと会う
  • 2011/11: 1ST-ROUNDでHKUST, NANYANG2校へアプライ
  • 2011/12 HKUST, NANYANGにキャンパスビジット
  • 2011/12 NANYANGインタビュー (対面、ビジット中に)
  • 2011/12 HKUSTインタビュー (Skypeにて)
  • 2011/12 HKUSTから合格オファー

前半戦〜中盤戦くらいはひたすらテスト勉強でまさしくいわゆる「受験勉強」という感じでしたが,後半に行くに従って推薦者に推薦状をお願いしたりいろんな書類を用意したり、アドミッションに売り込んだり、イベントに参加したり、インタビューなどなど・・・「就職活動」のような動きだなぁ、という感じでした。

費用:TOEFL、GMATは予備校なしで独学

詳細の記述はさけますが、予備校代は通っていないので0円、エッセイカウンセラーは以前のご縁もあってやや低価格で、テスト代はTOEFLを受けまくったのでかなり多め、ビジットをしたので香港とシンガポールへの旅費がかかって、トータル110万円くらいかなという感じです。

予備校選び:AGOSのセミナー、夏祭りを活用

何を思ったか「独学でのりきってやる!」と勉強開始当初から決意して、そのままなんとかなってしまったので予備校選びはしていません。この選択が良かったか謎ですが、とりあえずなんとかなりはしました。AGOSの学校セミナーや夏祭りには参加させていただきました。

レジュメ:THE MBA TOURまでにレジュメ完成

エッセイカウンセラーとのセッションでの初めの課題がレジュメ作成でした。自分でネットを調べながらたたき台を作り、カウンセラーとディスカッションしながら全3回くらいで完成。作成スケジュールは一番初めのアドミッションとの接点となった9月の”THE MBA TOUR”に間に合わせる、という感じでした。ここでの感想は「自分だけでは良い出来かどうか判断つかないなぁ」ということでした。

TOEFL:予備校に通うなら早めがオススメ

社内選考応募前に初めて受けて68という絶望的な点数からのスタートでした。4月に80程度、7月中旬に96、10月中旬で102になりターゲットを超えました。社内選考前からカウントすると1年間トータル20回目でようやく達成でした。TOEFLについてはリテイクポリシーもないので、特に点数が伸び悩む後半戦はひたすら受け続ける忍耐力・精神力が必要・・・という感じです。独学だったので「勉強法」を確立するまでにかなり無駄をしてしまいました。(予備校に通うなら、絶対になるだけ早いほうがいいです)9月だけで5回くらい受けていたので最後の追い込みシーズンは土日連続で受けに行く、というもはや体力勝負の領域だった気もします。

試験対策上のポイントだと思ったこと:まずは単語力

  1. まずは単語力がないと話にならないので「TOEFL英単語3800」のランク3を延々と繰り返す
  2. ライティング、スピーキングは必ずテンプレートを用意すること
  3. ライティングについては、平易な英語でいいので多く書くこと
  4. リスニングについてはOGを延々と繰り返して聞くこと

使った教材・サービス:単語は旺文社のTOEFL大戦略英単語3800

  • 単語:「TOEFL大戦略英単語3800(旺文社)」
  • 全般:「TOEFL Official Guide」
  • 全般:「トフルゼミナール TOEFL TEST対策ibt」(R、L、S、W)
  • スピーキング:フィリピン英会話 RAREJOB //rarejob.com
  • ライティング:CZ-Writing //cz-training.com

GMAT:Manhattanが出している参考書を早めに

GMATについては全くターゲットに達せずに受験が終わったのであまり書くべきことがありません(涙)。逆に言えば、もちろんGMATのスコアが高いにこしたことはないですが、GMATは出願パッケージの1つにすぎず、GMAT以外の項目の訴求力を出せばちゃんと合格をもらえる、という例でもあるような気がします。

あとあと振り返ったときの反省点を書くと、いきなりオフィシャルガイドを解き始めてしまったのがうまくいかなかった要因で、Manhattanが出しているSC/CR/RCの参考書を一通り読んで、やってからやればよかったなぁ、という点です。文法がかなりカッチリなので。

エッセイ:エッセイのポイントは首尾一貫していること

エッセイはエッセイカウンセラーとのディスカッションをしながら作って行きました。エッセイカウンセラーの人の進め方に大きく依存する部分に思えます。私の場合は、エッセイカウンセラーはディスカッション相手、という感じで私が書き上げたエッセイを2人で読みながら、ひたすら質問、ディスカッションを繰り返して、1セッション終了、次のセッションまでにポイントを盛り込んで書き上げて、また・・・ということを繰り返して行く、というものでした。(最後のエディットだけ支援してもらいました)

エッセイでのポイントは、細かい点はいろいろあるかもしれませんが、一言でいうと「首尾一貫していること」だと思います。「ああ、本当にこの人はこれがしたいんだなぁ」みたいな。エッセイをどう書くかという見せ方やテクニック的なこともどうしてもありますが、基本的には、本気でそう思っていること、を持っていることが重要なのでは、と思います。

推薦状:推薦者に全体のコンテキストを伝える

現職や前職の上司の方々にお願いしました。快く引き受けてくださり、本当に感謝です。推薦状のポイントは、ちゃんと目線をあわせておくというか単に「お願いします」ではなくて、自分がどういう経緯で何を目指してどうがんばろうとしているのか、という全体のコンテキストを対面でお話する機会を設けるのがよいと思いました。(当たり前と言えば、当たり前かもですが)

志望校選定:アジアMBAでHKUSTとNANYANG

かなり前から、アジアに、特に、HKUSTに行きたいと思っていました。なので、あまり迷わなかったのと、あまり多くの学校情報を収集しよう、という感じではありませんでした。学校を知るという点では「AGOS夏祭り」と、9月、11月にあるMBAフェアがよかったです。ただ、MBAフェアはアドミッションがくるのであまりに素朴な質問は控えた方がよいかもしれません。

インタビュー:ビジット中もしくはSkypeにて

アプライしたHKUST、NANYANGいずれも11月末から12月上旬にかけてキャンパスビジット(HKUSTはインフォセッションに参加)をしたので、その前に「行くので対面で面接してほしい」とリクエストをしていました。結果、NANYANGはビジット中に対面で、HKUSTはインフォセッションのときだったので個別に時間がとれず、その後日本からSkypeでおこないました。いずれもオーソドックスな質問でした。

インタビュー練習はアプライ後に、エッセイカウンセラーと3回くらいしました(2回対面、1回Skype)。テストは苦手でしたが、インタビューはわりと得意だったので、あまり熱心には練習しなかったような気がします。

その他提出書類:売り込めるドキュメントは追加添付

会社のスポンサー証明みたいなもの(財政証明?)を送りました。また、”Additional Documents”として添付できるフォームがあったので、自分を売り込めたり、エッセイに関連する資料を添付したりしました。

アプリ提出後:出願後にキャンパスビジット

11月中旬にアプライして、11月下旬からキャンパスビジットをしていたので、提出後は旅行のアレンジであたふたしていたり、実質1週間程度でインタビュー練習をしなくてはならなかったのでドタバタしていた印象です。

また、キャンパスビジットは出願前、出願後どちらがよいか、また、すると有利なのか、みたいな話がありますが、結論からいうとわかりません。出願前にビジットするとエッセイに盛り込めるでしょうし、出願後だと本気度を伝えられるかもしれません。また、ビジットをするとプラスに働くかどうかはいまいちわかりません。ただ、1つ言えることは、めちゃくちゃハードな時間を過ごしてきて、唯一思いっきり楽しいというか、テンションがあがるのが私の場合、キャンパスビジットでした。「ここに必ず自分ははいるぞ」と。そういう点でビジットはとってもオススメです。またビジット中にお世話になった先輩方へのご報告もぜひ忘れずにしましょう。

受験を振り返って:受験自体がMBAのプロセスのよう

短期間にかなりのアウトプットをださないといけない、というプレッシャーの下、非常にしんどかったです。特にテスト勉強。ただ、全般的に見ると、本当に充実して楽しかったですし、香港に来た今も(もっとそれ以上に)楽しいです。限られた時間と予算と自分の体力を、どう的確に割り振れば一番パフォーマンスを高められるか、ということを突き詰めた1年のような気がしました。そういう意味でMBA受験自体がMBAの実践のような気もしました(とアドミッションにいったら、「そうだねえ〜」と笑っていました)。

また、周囲の人の協力が必要不可欠です。びっくりするくらい多くの人にご支援いただきました。快く支援してくださった方々に本当に感謝です。