MBA受験体験記 H.T (Full-Time MBA 2015)

MBAに行けたらな、そんなぼんやりした思いを大学時代から持っていました。コンサルタントとして日本で働く中でその思いは徐々に強く、具体的になりました。HKUSTはSelf-Awarenessを大変重視しているようで、エッセイ作成自体が自分自身を多角的に振り返り、理解するプロセスとなりました。MBA留学は、日本人が国際舞台で輝くための唯一解ではありません。ですが、有力な選択肢であることも確かです。

MBA受験体験記 H.T (Full-Time MBA 2015)

MBAに行けたらな、そんなぼんやりした思いを大学時代から持っていました。コンサルタントとして日本で働く中でその思いは徐々に強く、具体的になり、少し時間はかかりましたが実現できたことを嬉しく思っています。

受験中、予備校のサイトや現役生のブログに掲載されている合格体験記には、モチベーション維持の面で、また勉強方法の参考として大変助けられました。私の道程はスマートなものではありませんでしたが、これからMBA受験に臨む方に少しでも参考になればと思い、この体験記を書かせていただきます。

プロフィール:経営コンサル後、MBA留学へ

ハンドルネーム: H.T.
属性: 男性・28歳・私費
職務経験: 経営コンサルティング5年
海外経験: なし(旅行程度)
GMAT: 710 (V37 / Q50 / IR7 / AWA4.5)
TOEFL: 102(R29 / L28 / S20 / W25)
GPA: 2.9(国立大学法学部)

出願結果:HKUSTとCEIBSに出願

  • 合格: HKUST
  • 途中辞退: CEIBS
  • 不合格: なし

出願スケジュール概要:HKUSTとCEIBUSに出願

TOEFL:2012年7月にに100点超えを達成

  • 2011年1月、初受験、74点(R20, L18, S18, W18)
  • 2011年3月、94点(R25, L26, S18, W25)
  • ※仕事を理由に数ヶ月勉強を中断
  • 2012年7月、102点(R29, L28, S20, W25)

GMAT:2回目で700点超え

2012年5月、勉強開始
2012年9月、神保町の予備校Aに入校(1ヶ月・Verbal単科コース)
2012年10月末、初受験:620点(V22 / Q51 / IR8 / AWA5.0)
2012年12月初、2回目:710点(V37 / Q50 / IR7 / AWA4.5)

エッセイ:予備校にて添削後、HKUSTとCEIBSへ出願

  • 2012年11月、目黒の予備校Iにて、添削開始
  • 2012年12月末、HKUST出願
  • 2013年1月中旬、CEIBS出願

インタビュー:同じく予備校にてグループトレーニング

  • 2012年12月、目黒の予備校Iにて、グループトレーニング受講(12-1月)
  • 2013年1月下旬、HKUSTインタビュー
  • 2013年1月末、HKUST合格、CEIBS面接辞退

TOEFL:アジアMBAを受けるのに必要な点数

初受験から2ヶ月で20点伸びたので「いけるだろう」と甘い考えを持っていましたが、結果として1年半かかりました。アジアMBAの場合は100あれば足きりは受けないと判断し、102が出た段階で受けるのを止めました。TOEFLは英語の地力がものをいうので、地道にボキャブラリー強化、速読、スピーキングなどの練習をするのが結局早道だったように思います。主に使用した教材は以下です。

  • 英単語: 『TOEFL英単語3800』
  • Reading、Listening: 『受験英語からのTOEFL Test iBT リーディング・リスニング』(増進会出版)、BARRONS
  • Speaking: 特になし
  • Writing:『TOEFL テスト ライティング問題100』(旺文社)

GMAT:Verbalは予備校で単科コース

TOEFLに大幅に時間をとられてしまったため、時間短縮のために予備校通いも視野に入れながら勉強開始。2012年5-7月でOfficial GuideをMath, Verbal計100問ほど解いたところで、Mathは独学可能・Verbalは不可能と判断し、神保町の予備校AのVerbal単科コースに通いはじめました。

大まかな学習内容は以下の通りです。

Math(GMAT):オフィシャルガイドとGMATのPREP

独学でOGとGMAT PREPの練習問題を解いていました。OGは分厚くて、開くまでに心理的ハードルがあるので、セクションごとに分解して、「今日はPS」「今日はCR」みたいな感じで持ち歩き、喫茶店などで勉強していました。

Verbal(GMAT):予備校のテキスト、オフィシャルガイド、PREP

予備校のテキスト+分解したOG+GMAT PREPで問題演習をこなしていました。予備校で、各問題の解き方を体系的に学ぶことができ、じゅうたん爆撃的な勉強をせずに済みました。テストに対する「勘」が鈍ることが一番怖かったので、仕事が忙しい時期も1日最低5問解くようにしました。またGMAT PREPので追加問題パック(Math200問 & Verbal180問、30ドル)は費用対効果が良いかと思います。

AWA(GMAT):GMAT公式サイトから問題をダウンロード

GMAT公式サイトからAWAの問題をダウンロードし、3分で回答の骨格を作る練習(問題文の論理構造の把握 & 論理の飛躍3箇所の書き出し)を20問分やりました。

IR(GMAT):グラフ、データの読み取り

2012年の出願では考慮されないとのことだったので、GMAT PREPで12問の演習x2回にとどめました。職業柄グラフやデータの読み取りに慣れていたことが有利に働いたと思います。慣れていない場合は、PREPの問題を多めにこなすなどした方がいいかもしれません。

エッセイ・推薦状:メールで進められるコースから着手

HKUST 2nd Roundの締切2ヶ月前の2012年11月から、目黒の予備校Iで添削を開始。仕事のスケジュールが読めなかったため、メールで進められるコースを選びました。同年12月の衆議院選挙に縁があり、プライベートでもかなりそちらに時間を割いていたので、結果としても適切なコース選択でした。

エッセイ:エッセイ作成自体が自分自身の多角的振り返り

HKUSTはSelf-Awarenessを大変重視しているようで、エッセイは7問と数が多く、エッセイ作成自体が自分自身を多角的に振り返り、理解するプロセスとなりました。エッセイのネタには仕事のほか、大学時代から10年間続けている弓道も使い、日本人としてのユニークさを強調しました。

推薦状:評価では具体例が必要だった

こちらも10問の推薦状×3通が求められ、しかもすべてに具体例を入れる必要があるため、計30個自分を褒めるネタを洗い出すことになったのはいい思い出です。推薦状は元上司(転職済み)・現上司・元同僚(転職済み)にお願いしました。私費ゆえ会社には伏せていたので、ずっと一緒に仕事をしてきた上司&同僚が転職していたのは、タイミング的には幸運でした。

インタビュー:グループ練習と自主練習で本番へ

グループ練習:グループトレーニングでのインタビュー練習での気付き

自分が英語の面接で話しているイメージが全く付かなかったため、2012年12月~2013年1月にかけて、予備校Iのグループトレーニングを受講しましたが、これは大正解でした。面接に臨むマインドセットから、レジュメの加工方法など具体的なテクニックまで一気に仕入れることができると同時に、クラスメートが先生と受け答えする姿は模範にも反面教師にもなり、5回10時間、気付きの多い時間となりました。

自主練習:Rarejobで模擬面接

出願を終えて一息ついていたら10日程度でインタビュー案内が来たので、あわてて自主練習も強化しました。Rarejobに急遽登録して、40-50代の教授・ビジネスマンを講師に選び、模擬面接をしてもらいました。またあわせて妻にも毎晩30分練習に付き合ってもらいました。圧迫面接をリクエストしたのですが、30分間無表情で問い詰め続ける妻は非常に恐ろしく、平常心を保つ訓練としては最高でした。

インタビュー本番:Skypeにて面接、エッセイの内容について質問

Skypeの面接×2回。Why MBA? Why us?などのベーシックな質問のほか、エッセイや推薦状に書いた自分の行動について、何故?他に手は無かった?といった質問を受けました。2回の面接中、1回は手応えが芳しくなかったのですが、インタビューに関して限られた時間でできることはやりきったとの思いもあり、不思議と落ち込むことはありませんでした。とはいえインタビューの4日後にキャンパスビジットを予定していたので、そこで改めてAdmin Officeに自分を売り込むことにしました。

キャンパスビジット:インタビュー後にキャンパスビジットで学校説明会参加

元々設定されていた学校説明会に予約しており、結果としてインタビュー後のビジットとなりました。1日目はAlumniや現役生とディナー。2日目の説明会では、立食パーティ中にAdmin Officeのヘッドを捕まえて、1分間エレベーターピッチをしました。ビジット中に知り合った現役生(日本人・インド人)からも間接的にサポートをいただき、3日後にオファーをもらいました。

最後に:MBA留学は国際舞台で輝くための有力な選択肢

合格後、インドのコンサルタントと仕事をする機会がありました。生徒の大半がGMAT800点というIndian Institute of Management, Ahmedabad (IIMA)でMBAを取得し、医師資格も持っている彼の時間単価は日本のコンサルタントの約2割。このような世界は長く続かないのではないでしょうか。MBA留学は、日本人が国際舞台で輝くための唯一解ではありません。ですが、有力な選択肢であることも確かです。

ぜひ多くの方が「我こそは」と国際舞台に名乗りを挙げ、その手段として留学を選んだ方が、見事志望校への合格を勝ち取ることを祈念いたします。本体験記について詳細に聞きたい内容などあれば、お気軽にご連絡下さい。