MBA受験体験記 T.S (Full-Time MBA 2016)

アジアMBA、特に香港MBAを選択するメリットは、学生は卒業後もアジアで勤務する割合が高く、地理的な観点からAlumniのネットワークが強固、ファイナンス分野の授業には特に力を入れている上、金融センターである地の利を活かし、外部講師による金融セミナーや企業往訪など身近に実経済のダイナミズムを感じることができる。活力みなぎるアジアの中心である香港で、銀行業務の延長では出会うことの出来ない人々と日々格闘し、一回り成長したいと考えている。

MBA受験体験記 T.S (Full-Time MBA 2016)

性別:男
年齢:28歳
職務経験:政府系金融機関(営業、企画、海外融資)7年
留学形態:社費
最終学歴:国立大学大学院(GPA 学部3.15、大学院4.00)
海外経験:海外出張のみ

はじめに:合格までの最短ルート、受験コストも

社費派遣決定から留学開始直前にいたる約1年半で得た経験・知識を以下に記した。なるべく客観的な観点から、合格に至る最短ルートを述べるつもりである。また、受験にかかるコストについても関心があると思われるので、その点も意識して記載している。

アジア(香港)MBAのメリット・デメリット

アジアMBA、特に香港MBAを選択するメリットについて、以下3点に分け述べたい。

  1. アジアビジネス関連のプログラムの充実度:どの学校もアジアビジネス関連のクラスは多い。香港であれば第二外国語(北京語、広東語)のプログラムも充実している。フィールドスタディの機会も多く、アジアを知るにはこれ以上の環境はない。
  2. アジアにおけるIntensiveなAlumni network:学生は卒業後もアジアで勤務する割合が高く、地理的な観点からAlumniのネットワークが強固。HKUSTの場合、卒業後アジアに残るAlumniが約9割。
  3. アジアの金融センターに隣接:香港は中国・アジアビジネスの地域統括会社としての投資拠点や人民元国際センターとして、東京とは異なる役割を期待されている。そのため、どの学校もファイナンス分野の授業には特に力を入れている上、金融センターである地の利を活かし、外部講師による金融セミナーや企業往訪など身近に実経済のダイナミズムを感じることができる。

一方、デメリットとしては、世界的な知名度の低さや卒業生の少なさであろう。この点、欧米のトップスクールに対して見劣りする感は否めない。また、卒業後のキャリアもアジア関連ビジネスに携わる機会が当然多くなるor求められることから、一定の覚悟は必要になるだろう。なお、HKUSTに限っていえばFinancial Timesの世界MBAランキングでも10位前後を維持しており、年々知名度は向上している。アゴスでも2013年から「アジアMBA夏祭り」なるイベントを開催するなど、勢いがあることだけは間違いない。私も参加したが、欧米中心の本家「MBA夏祭り」に勝るとも劣らず大変盛況であった。

スケジュール:IELTS、GMAT、エッセイ、インタビュー

大きく4つのプロセス(IELTS、GMAT、Essay、Interview)に分けることができるが、時間配分を上表右に示したので参考にされたい。

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出願校選び:HKUST、HKU、CUHK、NUSにアプライ

  • 第一志望群のHKUST、HKU、CUHK、NUSにアプライ。CEIBS、南洋理工大学(Nanyang Business School)を第二志望群としたが、結果的にアプライは見送った。INSEADはシンガポールキャンパスにあるが、派遣要領と合わず出願見送り。
  • 特に、上記ランキングや卒業生、現役生からの総合的評価からHKUSTを第一志望として準備を進めることにした。

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スコアメイキング(IELTS, GMAT)

IELTS (International English Language Testing System)

IELTS or TOEFL:IELTSを選択

現在MBA受験生の間で最もホットなイシューの一つである。受験の戦略を立てる上で、TOEFLを選ぶかIELTSを選ぶかは間違いなくその後の勝敗を分ける一つのターニングポイントとなるので、慎重に見極めることを強くお勧めする。アゴスも2013年度からIELTSコースを新設した。

TOEFLは歴史も長く、教育先進国であるアメリカが世界中に普及させたため、現在でも世界中全てのビジネススクールへの出願スコアとして使用できる。一方のIELTSはイギリス発祥であり、欧州・アジアのほとんどのビジネススクールは出願スコアとして提出できるが、一部アメリカの学校には提出できないといった制約がある。しかしながら、日本人にとってはIELTSのほうが各学校の要求スコアを比較的楽にクリアできると言われている。私は結局TOEFLを受験しなかったので、それ以上難易度に言及できないが、周囲を見渡してもTOEFLで苦戦する話はよく聞くが、IELTSがどうにもならないと言った話は聞かない。

一般的に、各校とも英語力のテストは主に足きりに使うためのものであり、最低要求水準をクリアした後はすぐにGMATに取り掛からなければ1st 2ndラウンドでの出願スケジュールに間に合わなくなる。予備校に授業料を払う前に必ず志望校のHPをチェックし、戦略的にどちらに注力するか見定めること。TOEFLからIELTSに移行することも可能だが、サンクコストやその時点の心理的な影響を考えると、大きなロスになることは自明であろう。

IELTSを選んだ理由:インタビューにおける訓練にも

理由としては、1) 慣れ親しんだ英検とテスト構成が似ていたこと、2)(日本人にとっては)比較的楽にスコアメイクできると言われていたこと、3)インタビューにおける訓練になると感じたこと、以上3点が大きい。TOEFLを選ばないことに対する不安はあったが、十分に勝機、メリットがあると感じたため、IELTS一本で勝負することにした。

IELTS受験でのスコア変遷

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IELTS各セクション対策:参考書や受験勉強方法

TOEFLと比べて圧倒的に参考書や予備校が少なく、初期的な対策には苦労すると思われる。基本的にReadingとListeningは過去問で対応、WritingとSpeakingは参考書や予備校を使って対策すると後々金銭面で楽になる。どのセクションもparaphrase(言い換え)が重要視されているので、常にparaphraseを念頭において対策されたい。

  1. Listening:IELTS公式問題集(IELTS 5~9:各4回分のテストが収録)のみ。試験中は問題の先読みをすることが大事。ある程度内容を推測できていないと、paraphraseに対応できない。
  2. Reading:上記IELTS公式問題集のみ。内容はそれほど難しくないが、速読が要求される。ある程度文章を読んでから、記憶が残っているうちに設問を解くことを心がけ、なるべく2度読まないように気をつけた。
  3. Writing:私が使用したのは以下の2社。
    UK PLUS (//www.ukplus.jp/course/IELTS%20Corres.htm)
    名古屋のIELTSスクールであるが、Writingは通信添削コースが受講可能。全5回分(10tasks)のWritingの課題が出される。社長のJohn氏の添削が丁寧でよかったので、彼に添削をしてもらった。全5回で35,000円と少々高い気もするが、添削の質を考えればコストパフォーマンスは相応。私は追加料金を支払い、全8回に伸ばしてもらった。
    IELTS blog (//www.ielts-blog.com/)
    海外サイトであるが、Writing task 4つにつき20AUDなので安く、練習には最適。UKPLUS等の指導を経た上で取り掛かると良い。ただし、添削はあまり丁寧ではなく、本番より若干甘めの採点と思われる。そのほかにもTest tipsやSpeakingの指導もある模様。
  4. Speaking:まずは、インターネットで評判のよかった「雅思口語勝経IELTS Speaking(正式名は新东方雅思(IELTS)考试指定辅导教材·基础培训:雅思口语胜经(附MP3光盘))」を購入し、熟読した。名前からもわかる通り、中国の本であるため、Amazon.cn(アマゾン中国)で購入する必要がある(中身は英語で書かれている)。単価は500円程度だが、日本への送料が1,500円/冊もかかるので注意。中国は日本よりもIELTSが普及しており、参考書の数では圧倒的に中国が勝る。この本には、パート毎に回答テンプレートが多数載っている。無論、これらを多用しすぎると不自然な返答になるため試験官への印象が悪く減点必死ではあるものの、困ったときの時間稼ぎに役に立った。また、一度か二度試験を受けるとわかるが、Speakingセクションは如何に多くの話のネタをストックし組み合わせるかに尽きるので、IELTSに頻出の話題を予め用意する必要がある。その点、この本はパート毎に頻出のトピックと、それにどう答えると話が膨らむかといったアイディアも載っており、大変参考になる(但し、内容は中国人向け。例えば、好きな動物はパンダ、好きな映画は西遊記、好きな休日は旧正月と答えろ、など日本人にとっては若干違和感がある)。私は、これら頻出トピックをそれぞれA4で1枚ずつにまとめ全て暗記した。これらを組み合わせることで大凡のトピックにも対応できるようになったと思う。また、この地道な作業は各学校のインタビュー対策にも役に立った。

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その他:IELTS会場おさえは早めに、受験生は年々増加傾向

年々受験者が増加していることから、早め(1ヶ月半以上前)に会場を押さえる必要がある。スコアが出るまでのタイムラグがあるので少なくとも常に1,2回は予約している状況が精神的によい。私は、東京、横浜の回が満席になり、泣く泣く大阪や名古屋に受験しに行く羽目になった。

当日は受付終了時間までに試験会場に入室すればよい。あまりにも早く入室すると会場内の自席で待たされるため、非常に暇である。受付終了時間直前まで荷物や貴重品を置く待合室で参考書等を読んでおくことを薦める。ただし、IELTS側が用意した待合室ではなく、外のカフェ等でぎりぎりまで時間を潰すことは絶対に避けること。待合室の入り口前には、関係者が仁王立ちしており、かなり厳密に遅刻を取り締まっている。実際に入室できずに帰される大学生を見たことがある。時間内に待合室に到着し、その中で勉強すれば絶対に安全である。これはSpeaking会場でも同じ。

試験の注意事項説明からListening、Reading、Writingセクションまでトイレ休憩なしで行われるため、事前の水分コントロールには気をつけること。朝早いからと言って、眠気覚ましのコーヒーを飲み過ぎると地獄を見る。

個人的に役に立ったIELTS関連サイトはこちら。「ielts-simon.com (//ielts-simon.com/ )」イギリス在住の元IELTS試験官のSimon氏のブログ。IELTSの課題が毎日UPされており、読者がコメント欄でそれに答え、Simon氏が解説を行っている。解説は非常に的を射ており、特に採点者側からの視点で語られるため非常に有益な内容である。

GMAT (Graduate Management Admission Test)

予備校・参考書:YESの文法コース、SCコース、濱口塾GMATコース

予備校はY.E.S.(文法コースとSCコース24回)と濱口塾(GMATコース)を利用。

  1. E.S.(//www.yes-05.com/index.htm):イフ学院から独立した吉井先生の個人塾であり、TOEFL ListeningやWritingに関する授業もあるようだが、GMAT SCが特に有名。都内在住の人にはY.E.S.をお勧めしたい。私のように長年日本の英語教育を受けた人間にとっては毎回目から鱗が落ちるような内容で、「100冊の文法書を読むより効率的」という触れ込みに間違いはなかった。文法知識がしっかり身につくため、Reading、Writing能力の向上が望める。全5回の文法コースを受講した後、SCコース24回を受講した。なお、濱口塾と違ってSkype授業などのサービスはないため、怪しげな御徒町の教室まで通う必要がある。
  2. 濱口塾(//www.hamaguchijuku.com/):同じくイフ学院から独立した濱口先生の個人塾。GMATだけでなくTOEFL、EssayやInterview対策も提供している。私はGMATコースのみ受講した。GMATコースにはGMAT(Math、Verbal、AWA、IR)の全セクションの教材が詰まっており、基本的に濱口塾だけで十分である(※都内在住であればY.E.S.は秀逸なので別途通う価値あり。また、どちらもイフ学院出身であるため、SCの教え方はほぼ同じであり、混乱することはない)。入会すると、教材および過去の授業音声データがもらえるので、独学で対策が可能。また、兵庫の予備校であるため、週末はSkype授業が行われており、インターネット環境があればどこからでも参加可能(予習必須)であるが、上記音声データだけでも十分対応可能であり、不明点は濱口先生に個別で質問すればよい。昨年からは関東での受講者数増加を受け、東京で出張授業も行っている。また、教材の取り組み方や活用方法については、Facebookにある塾生専用グループにて閲覧可能。さらに、塾生間で共有されているGMAT受験体験記・レポートが大変参考になる。懇親会も定期的に行われており、今後のネットワーク形成にも有用。

また、参考書等はOfficial Guide、GMAT Prep(Question Pack 1, 2を追加購入)、Manhattan GMAT(Online Practice CAT Exams & Question Banks)を利用。

GMAT受験でのスコア変遷

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上記の通り、スコアとしては満足のいくものではなかったが、前年度の日本人合格者のスコア(AGOSが提供)や各学校公表資料を参考にして合格に必要な水準をクリアした9月後半以降は、エネルギーをEssayにシフトさせ、1stラウンドでの合格に気持ちを切り替えた。特に、金融機関からの社費派遣という私自身のバックグラウンドにおいて、同カテゴリーでのアプリカント同士の椅子取りゲームになることは避けたかった。アジアMBAでもメガバンク等日系金融機関の社費派遣がはじまっており、他のアプリカントの動向まで勘案した上で、戦略を立てることが重要であると感じる。

カウンセラーも最新の日本人のアプライ状況は把握できてない場合があり、2ndラウンドでの出願を薦められることもある。2ndラウンドにまでもつれると競争環境だけでなく精神的、金銭的にも厳しくなることが予想されるため、自分の足で得た情報もカウンセラーに提供した上で、GMATスコアと出願スケジュールに関して相談するべきだと感じた。

GMAT各セクション対策:YESと濱口塾で

  • Math:濱口塾の教材を一通りこなした後、Prepで対策した。ある程度問題のパターンを掴んだ後は、スピードを上げる練習が必要。
  • SC(Verbal):Y.E.Sと濱口塾で対応。主に、Y.E.S.で教わったことをベースに対策。上述した通り、(dangling、動詞の使い方、即ギリ等)解答までのアプローチは似通っているので、濱口塾の教材も役に立った。
  • CR(Verbal):濱口塾のみ。解答パターンを暗記した後は、問題に慣れることが肝要。練習では、間違いの選択肢が何故違うのかをきちんと理解する。
  • RC(Verbal):濱口塾のみ。IELTSと比べて文章の難易度は大幅に上がる。高レンジの問題は付け焼刃では太刀打ちできないので、音声データを聞きながら地道に勉強するしかない。
  • IR(Verbal):ほとんど対策しなかったが、スコア8を取ることができた。おそらくコツは文章問題に時間をかけず、数学の知識で解ける問題に時間をかけて確実に解くこと。特に時間のかかるMulti-Source Reasoningは全問丸々捨ててもOKだと感じた。
  • AWA:濱口塾のテンプレートを使い対策。GMAT CLUB(//gmatclub.com/forum/how-to-get-6-0-awa-my-guide-64327.html )の掲示板にtipsと回答サンプルがあるので、会員登録(無料)してダウンロードするとよい。5.0程度を狙うのであれば、1週間程度前からこの掲示板を参考に概要を把握し回答サンプルを読んでおけば問題ないと思われる。IELTSと違い、コピー&ペーストが可能であり、表現の使い回しもできるため個人的には取り組みやすかった。

カウンセラーについて

カウンセラー選び:MBA受験生から定評のあるRoundOne

当行の多くの先輩方が利用していたRound One(//www.roundoneadmissions.com/ )を選択した。MBAホルダーであるRound兄妹(兄Stephan、妹Emma)の二人体制で指導が行われる。現在はカナダをベースにサービスを提供しているが、兄のStephanは日本の某MBA予備校でカウンセラーを務めていたことから、クライアントは日本人アプリカントが中心。本人が日本好きでもあり、度々面談のため東京を訪れている。4月頃にHP上から申し込みを行い、Stephanと一度面談した後に、正式に申し込みを行った。結果的に第一志望に合格できたため、サービスには満足しているが、Round One以外のカウンセラーにも相談した上で決定してもよかったと感じる。よって、以下では、他のカウンセラーとの金額、クオリティに関する比較が出来ていない点、ご留意いただきたい。

サービス内容:エッセイのコンサルティング、インタビュー練習

  • Strategic Guidance:学校選びやスケジュール管理、スコアについての相談など、総合的なカウンセリングが受けられる。9万円支払う必要があるが、いつでも質問して構わない。
  • Essay Counseling:担当は妹のEmma(INSEAD卒)であり、当初は面談もしておらず不安もあったが、仕事も的確で、文章校正も満足いくものであった。週1の頻度で2万円/1時間を2コマお願いした。エッセイの締め切りに合わせて4コマに増やすことも可能(とても高い)。
  • Interview Training:StephanとEmmaが担当。個人的にはこのサービスが最も得るものが大きかったと感じる。頻出の質問から、鋭い質問まで個人のレベルに合わせ質問がなされ、回答ごとに点数を付け評価がなされる。私の話した内容を全て文章化し、どのように言い換えると良いかを示してもらえるので、本番でも大変役に立った(1回3万円)。また、インタビューで必ず聞かれる「最後に質問はありますか?」に対する質問(Killer Questions)対策も別料金がかかるがこれも有用であった。

推薦状、エッセイ、インタビュー

推薦状:前の部の上司と当時の上司

前の部所の上司、当時の上司(2名)にお願いした。HKUSTは推薦者3名かつ内容もボリュームがあるのでネタ出しには苦労する。

エッセイ:オーソドックスな質問が多い、推敲を重ねる

これまでの人生経験のたな卸しであり、非常に有益なプロセス。HKUSTはEssayが7題と分量こそ多いものの、Why MBA?, Career goal(short term, long term), Ethical dilemmaなどオーソドックスな質問から構成されているため、一度作成すれば他校への出願に応用できるようになる。特に最初のEssayは今後のベースとなるものなので、(余裕はない中でも)一夜漬けで考えるのではなく、推敲を重ねた上でカウンセラーに提出すること。後々の軌道修正は金銭的にも痛い。

インタビューとその後:HKUSTとHKUからオファー

  • 上記の通りRound OneのInterview Trainingを5回受講。一回3万円と高額だが、身だしなみ、立ち居振る舞い、間の置き方まで指導してもらい、個人的には非常に有用であった。
  • HKUSTは、30分程度のインタビューが2回で、1次は現役生、2次はアドミッション。1stラウンドの締め切りから1ヶ月弱でインタビュー通知を受けた。
  • 1次面接はPotential、2次面接はBackground and Motivationを中心に質問すると案内があったが、実際はかなり曖昧であった。
  • 基本的にSkype面接を提示されるが、1次面接は熱意を見せるべく、現地での面接を希望。現役生との面談であったが、個人のリーダーシップに関する資質から銀行ビジネスまで、かなり突っ込んだ質問を受けるタフなものであったが、出来としてはまずまず。
  • その後数営業日で1次面接通過の通知をもらう。2次面接は年明けすぐに実施(Skype面接)。1次面接と比べ和やかに進み、無難に終了。ここで一気に肩の力が抜けた。
  • HKUSTの面接時には、HKUからすでにオファーをもらっていたため、そのデポジットの支払期限日までに合否の結果を教えてもらえるようにアドミッションと交渉。HKUからのオファーレターをHKUST側に提示することを条件に手続きを早めてもらい、2次面接からわずか数日であったが、正式にオファーをもらえた。

コストについて:カウンセラー選びはしっかりと

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上表は受験に係る支出と資金の出所を示したものであるが、総費用は188万円となった。所感としては、(同じ社費派遣である友人及び会社の先輩方を見る限り)比較的安く抑えることができたと思う。これは、1stラウンドでの合格であったことと、IELTSでの予備校利用を極力控えたことが主因である。特に、カウンセラー代は74万円と全体の約40%を占めており、総費用に与えるインパクトが極めて大きいため、途中でのカウンセラー変更を避けるべく慎重に選定を行うべきであろう。

あとがき

MBA受験は想像以上に過酷で、仕事をしながら、大学受験と就職活動を同時に進めている感覚であった。このような事情を汲み取って、私を支えてくれた周りの多くの方々には深く感謝している。活力みなぎるアジアの中心である香港で、銀行業務の延長では出会うことの出来ない人々と日々格闘し、一回り成長したいと考えている。