MBAでの就職・転職活動の流れ

海外へMBA留学をする日本人は年間200名程度に限られ、多くの企業がインターン、採用に乗り出しています。日本で就職、転職するか海外で就職、転職するかでも異なりますが、日本人MBA生の一般的な就職活動の流れを以下に記載します。以下の流れは企業に転職することを想定したものですが、自分で起業する場合は全く異なる流れになるなど、ご自身の目指すキャリア次第で変わるものであることをご留意ください。

 

合格後~渡航前:壮行会、先輩訪問、留学前インターン

壮行会への参加:MBA留学生対象の壮行会、転職エージェント等が主催

香港への渡航は7月頃になりますが、その前の4~6月、日本では渡航前のMBA留学生を対象に、壮行会が開催されます。各壮行会にはMBA採用を行っている企業(コンサルティングファーム、投資銀行、外資系メーカー、ネット企業など)が参加し、会社説明や自社のMBAホルダーの紹介をします。MBA後の就職、転職やインターンにつながる機会なのでぜひ参加しましょう。

比較的大きい壮行会はアルファ・アカデミー、アクシアム、キャリアインキュベーションなどが主催するものですが、主にコンサルティングやファイナンス分野の外資系企業など、個別に壮行会を開催する企業もありますので、壮行会で出会った留学仲間と情報交換をしつつ、関心がある業界・企業の情報を集めてください。

先輩MBAホルダーや、興味がある業界で働く人を訪問

香港へ渡った後は、日本で働いている人とのコミュニケーションはとりにくくなります。興味がある業界や企業があり話を聞きたい場合は、渡航前に個別に訪問を依頼してみて下さい。多くの方は喜んで時間をとってくれることでしょう。MBA後の就職、転職やインターンで多くの人にとって日本、もしくは、日本企業は検討オプションの有力なイチ候補だと思いますので、できるだけMBA留学前の時間を有効に使いましょう。

留学前インターン:留学前にも少数ながらインターンの機会がある

退職してから渡航までに数カ月の時間がある場合、渡航するまでの間、興味がある業界・企業でインターンをするMBA生も少数ですがいるようです。夏休みでのインターンでも多くの経験を得ることができますが、もし留学前インターンの機会を得ることができれば、卒業後のイメージをより具体的に持ってMBA生活に臨むことができるでしょう。

現職で頑張る:MBAでの就職・転職へつながる成果をあげる

MBA生を採用する企業は、学位だけではなく前職でどのような成果を残してきたかを重視します。その意味では、留学前に新しい職場でインターンをするMBA生がいる一方、渡航直前まで現職で成果を出し続けることも同様に重要と言えます。MBA後の就職、転職やインターンにおいても、現職で成果は訴求すべき重要なポイントになります。

渡航後~夏休み:キャリアオフィスと就職活動

キャリアオフィスとの相談:就職・転職に向けた下地作り

HKUSTのキャリアオフィスは、実務経験豊かなキャリアコンサルタントによる無料コンサルティングを提供しています。彼/彼女らに志望業界に必要な素養を聞いたり、CV(職務経歴書)の添削をしてもらったり、就職活動の進め方についてアドバイスをもらうと良いでしょう。MBAプログラムと同時にCVの添削から始まり、様々な就職・転職に向けた準備がキャリアオフィスにて開催されます。

学内キャリアイベント参加:就職・転職に向けリクルータと接点

HKUST MBAの学生を採用しようと、香港・中国本土などから様々な企業がキャンパスを訪問し会社説明・社員紹介を開催します。こうしたイベントは情報収集の場であると同時に、関心のある企業の社員と知り合いになる絶好の機会でもあります。学内キャリアイベントの案内は、多い時では毎週のようにキャリアオフィスからメール等で連絡があります。

ボストンキャリアフォーラム:日本人MBA学生の就職・転職

日本人MBA学生にとって大きなキャリアイベントの一つは、11月にアメリカ・ボストンで開催されるボストンキャリアフォーラム(BCF)です。ボストンにはMBA生を採用したい多くの企業が集まり、アメリカに限らずアジアやヨーロッパからもMBA生が集まります。なお、香港からボストンは近くはないのですが、多くの企業は電話・Skypeでの面接も受け入れてくれますので、学業や香港での課外活動との兼ね合いを見ながら、現地へ行くか電話面接とするか選ぶとよいでしょう。

パートタイムインターン:MBA授業を受けながらインターン

学期中、学生としてMBAの授業を受けるだけでなく、香港の企業でインターンをすることもできます。ただし、学生VISAで滞在している関係上、学期中は週2回など限られた時間しか働くことができません。パートタイムインターンは、キャリアオフィスや教授から紹介してもらったり、自分自身で人脈を開拓して獲得するケースが多いようです。入学して、年を越した後あたりからクラスメイトでもちらほらパートタイムインターンを始める学生がでてきて、そのまま就職・転職といったケースも多分にあります。

夏休み:インターンと就職・転職の面接・選考

インターン:MBA卒業後の就職・転職後のイメージを掴む

夏休みはフルタイムでのインターンが可能です。ただ働くのみならず、インターン先の社員から積極的に話を聞くことで、卒業後の就職イメージがより具体的になるでしょう。また、3~4ヶ月の夏休みの間に2~3件のインターンをするMBA生も少なからずいます。複数の業界を回ったり、日本でも海外でも働くなどすることで、自分のやりたいこと・やれることを見極めてみて下さい。

夏休み後:就職・転職活動のラストスパート

空きポジション探し・面接の継続

インターン期間でのパフォーマンスが認められると、卒業後のフルタイムのオファーが出ます。そこで就職活動を終えるMBA生もいますし、その後も就職活動を続ける人もいます。MBAを定期採用している企業ではない場合は、オープンポジションが出たという情報を素早くつかめるよう、転職エージェントなどと相談し情報収集をしながら活動を続けるケースがあります。