MBA受験体験記 S.O (Full-Time MBA 2019)

プロフィール

ハンドルネーム:S.O
属性:30歳(受験時)、社費、出身学部(商学部・情報ビジネス)、性別(男)
職務経験:SIer(7年)
海外経験:なし
出願校:HKUST、NSU、NTU、Imperial、LSE(大学院)
IELTS:7.0
GMAT:590
GRE :319(Q:165、V:154))

Why MBA

1.キャリアを再考するきっかけ
・マネージャーを務めるチームの機能をコスト削減の一環でオフショアに移転するプロジェクトを立ち上げ、移転に伴い、部下の異動先のヒアリング・調整を行う際に自分自身の今後のキャリアを考えるようになりました。

2.大学時代の恩師の言葉と社費制度への合格
・私には大学時代からお世話になっており非常に尊敬している教授がおり、その方が卒業前も卒業後も必ずといっていいほど、海外留学を薦めてくれていたことが、キャリアを再考している際に頭に浮かび、海外留学を考えるようになりました。
・当時の上司に海外留学を相談したところ、社内の海外留学制度を紹介され、運よく社内選考に合格し、海外留学の準備を始めました。

3.学術 VS 実務と将来のキャリア
・当初は、MScに出願し、学術的な観点からICT技術や、技術が金融業界を始めとする各業界のビジネスモデル、組織構造、社会制度に及ぼす影響に関する研究という、かなりお堅い内容を学びたいと考えていました。しかし、大学時代の授業を振り返って、企業との共同研究等、学外での活動に夢中になっていた経験を振り返って、より実務的なもの(ネットワーク・外部活動等)に重きを置いたMBAプログラムの方が向いていると考えるようになりました。
・また将来のキャリア(自社の海外戦略をある程度のポジションで進める/経営者として会社を立ち上げる・経営する)として、マネジメント・プロジェクトファイナンス・アカウンティング等といった経営の基礎は必須と考えて、MBAへの出願を決断しました。

Why HKUST

・自分自身の興味・強みに、将来の可能性と社費留学生という観点を重ねて、主に金融・情報技術×立地条件・自社の企業戦略の観点×期間(1年もしくは1年半)の観点で大学選びを進めました。

1.金融・情報技術
・大学時代の専攻から社会人のキャリアにおいて、一貫して情報技術をに関連したビジネスに興味があり、将来のキャリアも情報技術に関わる仕事を行いたいと考えていました。そのため、コンピューターサイエンスが有名で、理工系の学部生や他の大学院コースとの共同プロジェクトが可能な大学という観点で大学選びを行いました。また当時所属していた部署の主な顧客が証券・銀行だったことや、情報技術と親和性が高い金融に強い大学も軸として持っていました。

2.立地条件と自社の海外戦略
所属している会社の海外戦略は、大きく分けると1.欧州、2.北米、3.アジア・豪州という分類になっており、最終的に3を選んだのですが、主な理由としては、
・今後、10年~20年の観点で考えたときに、もっとも成長するのは中国を中心とする。アジアであると考えたこと。香港は中国と東南アジアの繋ぎ目であり、もっとも人・物・金・情報が交差する場所であり、ビジネスを学ぶのには最適な場所と考えたこと。

・過去の経験上、成熟市場というよりは、成長市場で色々なものが早いスピードでどんどん変わっていく環境で自分の強みがもっとも発揮出来ると考えたこと。

・自社で周りを見渡し際に、1、2は既に優秀な希望者が多数おり、3.の分野の方が、様々なポジションに若い年次で挑戦出来る機会が豊富だと考えたこと。

受験準備

スケジュール

2016年2月中旬に社費留学生に合格通知を受け、英語の勉強(IELTS)を本格的に開始
2016年7月中旬にIELTS 7.0を獲得し、GMATを独学で勉強開始
2016年9月 GMAT1回目を興味本位で受験し、ひどいスコアを叩き出す。SCの
予備校に通うことを決心
2016年10~11月 GMAT2・3回目を受けるもVerbalが全く上がらず、仕事が
忙しくなってきたこともあり、やる気をなくし、エッセイの準備を開始。
2016年12月    GMAT4回目を受け、GMATへの苦手意識が極限に達して、GREに転向を決意。
2017年1月下旬 出願校にむけたエッセイを全て書き上げて、GREの勉強を開始。
2017年2月中旬  GMATのスコアで出願し、GREを勉強中と各アドミッションに連絡
2017年3月中旬  GREで出願スコアを取得し、スコア更新の出願を行う。
2017年3月下旬  各大学からインタビューの連絡を受け、1週間から2週間で合格通知をいただく。

GMAT/IELTSの取り組み方法

もともと、ロンドンの大学を一次志望としていたこともあり、英語についてはTOEFLではなくIELTSの勉強のみを行っていました。スピーキングは、会社から補助が出ていたBizmatesというオンライン英会話を毎日30分受講。ライティングは、PlusOnePointという学校でTask2の書き方・お役立ちの表現集を学び、後は過去問のお題をひたすら時間をかけて実施。リスニングはPodCast・リーディングは英語のニュースサイトを毎日読んで、比較的短期間でOA7を取得できました。

GMATについては、前述した点数が語っている通り、皆さんにお伝えできるアドバイスは全くありません。Verbal反省点の共有としては、1.だらだらと時間をかけて勉強しないこと。2.SC/CRは受験勉強・暗記科目と割りきって、ひたすらルールを覚える(私は暗記することに全く意味を意味出せなかったため、SCは最後の最後まで苦痛でした。)、3.単語力を身につける。私は興味のある分野の
単語は深く知っていたのですが、他の分野は全く分からず、RCのスコアがトピックによって大きく変動していました。GREはかなりGMATと比較して、短期間で目標スコアを取得する事が出来ましたので、GREのスコアを受け入れてくれる学校を志望されている方、GMATが全くスコアメイク出来ない方は早い段階で一度受けてみることをお勧めします。

インタビュー・エッセイ

私は、元々社費候補生の面接に向けて、日本語でEssayを準備していたこと、先輩方から短期間で英文での良いEssay仕上げるには、絶対にInterfaceが良いとアドバイスを貰っていたこともあり、Interfaceを選びました。英文の内容だけではなく、Essayで何か問われているのか、何を答えないといけないのか、自分自身の本当の強み・興味は何なのかといったフィードバック・議論を繰り返す
ことが出来たため、コストパフォーマンスは非常に高いと感じました。

インタビューについては、特別な準備はしておらず、Why MBA、キャリアゴール、大学への貢献といった基本的な質問への準備だけ行いました。結果的には、HKUSTはオーソドックスな質問のみでした。

最後に

 当初はロンドンの大学を一次志望としていたのですが、留学準備を進める中で様々な人と出会い、色々な出来事を通して、悩みに悩んだすえHKUSTを選びました。正直な所、入学する前までは、シンガポール、ロンドンの方が良かったのでは?と何度も逡巡し、後悔することがありました。ですが、入学後、中国人・華僑の学生とのネットワークや、深センのテクノロジー企業の繋がり等、他の大学を選んでいると決して得られないものを得ることが出来ました。出願先を悩まれている方は、是非一度USTに遊びにてきてください!

 最後に、既に1児の父親だったこともあり、現実的に社費以外の選択肢がなかったため、留学制度を紹介し、推薦を行ってくれた上司の皆様には非常に感謝しております。また留学準備中、勉強ばかりし、子育てに全く貢献出来なかった私を応援(文句も言われたけど。。)してくれた妻にもっとも感謝しております。